1913年(大正2年)に出版した第3詩集。 都会の情景を軽やかに歌った白秋28歳の頃の作品。 木下杢太郎らと起こした芸術家のサロン「パンの会」で芸術の自由と享楽の権利を謳歌した時期の作品が収められています。 「(東京景物詩の一編)…烏龍茶…」 「(東京景物詩の一編)…瓦斯(ガス)の灯りに… 」 「哀しやメリイゴウラウンド…」 など、当時の文明開化の最先端に乗るような数々のキーワードが作品の中に多く散りばめられています。
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